SNS採用代行とは|依頼できる範囲と、自社運用か外注かを決める判断基準

SNS採用に取り組みたい企業の方に向けて、InstagramやTikTokを使った採用の仕組み、メリットと注意点、自社で運用する場合に必要なことをまとめました。後半では、SNS採用代行に依頼できる範囲と、自社運用か外注かを決める判断基準を紹介します。

SNS採用とは|InstagramやTikTokを使って応募につなげる採用手法

SNS採用とは、InstagramやTikTokなどで職場の日常や働く人を発信し、採用ページやLINEを通じて応募までつなげる採用手法です。転職を考え始める前の人にも届く点が、求人媒体との大きな違いです。ソーシャルリクルーティングとも呼ばれます。

求人媒体との違いは「届く相手」

SNSに求人情報を投稿するだけのSNS求人とは違い、SNS採用は職場の日常を続けて発信し、応募したいと思う理由をつくります。求人媒体はすでに転職活動を始めた人が仕事を探す場所ですが、SNSは転職活動をしていない人も日常的に使っています。

2025年に実際に転職した人は330万人でした。転職等を希望している人は1,023万人いました。SNS採用は、転職を考え始めた段階の人とも普段の生活の中で接点を持てる手段です。

出典:総務省統計局|労働力調査(詳細集計)2025年(令和7年)平均結果|2026/02/13

求職者は応募する前にSNSを見ている

中途採用では、転職支援サービスを利用する20〜40代の308人に聞いた調査で、83.8%が公式サイトや求人票のほかにSNSや口コミサイトを確認していました。確認する目的で最も多いのは、職場の実態を知ること(77.1%)です。

出典:株式会社ワークポート|転職活動における「SNS・口コミの影響」に関するアンケート調査|2026/06/04

新卒採用では、就職活動で実名のSNSを活用したいと答えた学生に使い方を聞くと、企業ページの閲覧(80.0%)が最も多く、企業の最新情報を得ること(44.7%)が続きました。

出典:株式会社マイナビ|2027年卒 大学生のライフスタイル調査|2026/03/31

SNSを情報収集に使った27年卒の内定者109名のうち、SNSの情報をきっかけに説明会やインターンシップに参加した人は30.3%、初めて知った企業にエントリーした人は27.5%でした。

出典:ネオキャリア(キャリアトラス)調べ|Z世代就活生のSNS活用と情報源信頼度に関する実態調査|2026/07/16

SNS採用で使う主な媒体

Instagram

写真や短い動画で職場の日常と働く人を見せ、プロフィールのリンクから採用ページに案内します。

TikTok

おすすめ表示を通じて、アカウントをフォローしていない人にも動画が届きやすく、会社をまだ知らない人との最初の接点に向いています。

LINE

興味を持った人と1対1でつながり、質問への回答から面接の日程調整まで、応募前後のやり取りを続けます。

費用・母集団・資産性で見る、ほかの採用手法との違い

6つの手法を同じ軸で比べると、SNS採用は費用と資産性に強みがある一方、すぐに成果が出る手法ではないことがわかります。

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評価は ◎ 優れる / ○ やや優れる / △ 限定的 / × 期待しにくい
手法 費用の安さ 母集団の大きさ 潜在層へのリーチ 資産としての蓄積 社内工数の少なさ 即効性
求人媒体 △ ○ × × ○ ◎
Indeedなど(求人検索エンジン) ○ ○ × △ △ ◎
人材紹介 × △ × × ◎ ◎
ダイレクトスカウト ○ ○ △ △ × ○
リファラル ◎ △ △ △ ○ △
表の見方
  • SNS採用(ネクスカ)の社内工数は、ネクスカに委託した場合の評価です。
  • SNS採用は立ち上がりに時間がかかるため、即効性を△としています。

手法ごとの向き不向き

求人媒体
職種や条件が明確で、一定数の応募を集めたいときに向いています。
Indeedなど
短期間で母集団をつくりやすく、まず人数を確保したいときに向いています。
人材紹介
要件の固まった即戦力を早く採用したいときに向いています。
ダイレクトスカウト
候補者に直接声をかける急ぎのポジションに向いています。
リファラル
社風に合う人が集まりやすい一方、紹介できる人数には限りがあります。
SNS採用
価値観や社風に共感した人を集め、中長期で採用力を高めたいときに向いています。

SNS採用のメリットと注意点

メリット

投稿が採用の資産として残る

SNSの投稿やフォロワーは残り続け、後から見た人の判断材料にもなります。

転職を考え始める前の人に届く

求人媒体を見ていない人とも、普段のSNS利用の中で接点を持てます。

入社前に職場の雰囲気が伝わる

入社後のギャップを減らしやすくなります。

採用費の構造を変えていける

自社の発信から応募が生まれれば、広告や紹介への依存を下げられます。

注意点

成果が出るまで時間がかかる

SNS採用は年単位で成果を積み上げる手法です。短期では他の採用手法と組み合わせます。

投稿だけでは応募につながらない

採用ページ、応募、面接へと案内する導線が欠かせません。

見せ方を誤ると逆効果になる

飾りすぎず、職場のありのままを伝えることが大切です。

出典:株式会社ワークポート|2026/06/04

投稿と職場の実態がずれると信頼されにくくなる

自社の発信と採用ページの内容を揃え、実態と離れた情報を出さないことが大切です。

出典:ネオキャリア/株式会社ワークポート

SNS採用でうまくいく会社と、苦戦する会社の違い

SNS採用の向き不向きは、業種だけでは決まりません。採用の目的や社内の進め方によって分かれます。

観点 うまくいく会社 苦戦する会社
採用の目的 価値観や社風に共感した人を集めたい 条件の良さだけで応募を集めたい
期間 年単位で採用力を高めたい 今月中に人数を揃えたい
発信する内容 働く人や職場の日常を見せられる 見せられる現場や人が決まらない
導線 SNSから応募、面接まで設計している 投稿して終わりで応募の受け皿がない
成果の捉え方 フォロワー数は途中の指標と理解している フォロワー数を成果と考える
応募後の対応 応募にすぐ連絡できる 応募への返信が遅れる

苦戦する会社の特徴に当てはまる場合は、求人媒体や人材紹介と組み合わせるか、導線や体制を整えてから始めると進めやすくなります。

自社でSNS採用を運用する場合に必要なこと

自社で運用する場合は、投稿を作る前の準備と、続けるための体制づくりが欠かせません。

立ち上げ前に決めておく6つのこと

  1. 社内の認識を揃える

    何を成果とするかを先に決めます。

  2. 採用したい人物像を決める

    誰に向けて何を伝えるかを明確にします。

  3. 素材を整理する

    写真、動画、社員インタビューを集めます。

  4. 制作体制を整える

    企画、撮影、動画編集の担当を決めます。

  5. 応募前のやり取りの担当を決める

    LINEで誰がいつ返信するかを決めます。

  6. 応募後の対応フローを決める

    連絡、面接調整、選考の担当を明確にします。

運用にかかる工数の目安

ネクスカの試算では、台本作成、撮影、編集・修正、面接設定などを自社で行う場合、月80時間ほどかかります。専任の担当者を置けるか、ほかの業務との兼務になるかで、自社運用が現実的かどうかが変わります。

代行を利用した場合の工数を見る / 内製と外注を判断する基準を見る

自社で運用するか、
プロに依頼するか
資料で比較する

自社で運用するか、プロに依頼するか資料で比較する

対応できる業務の範囲、導入までの流れ、導入企業の事例を1冊にまとめています。

SNS採用代行で依頼できる業務の範囲

SNS採用代行とは、SNSを使った採用活動のうち、アカウントの企画や投稿制作から応募者対応までの一部または全部を、外部の専門会社に任せるサービスです。

型 主に依頼できる範囲 成果の指標 向いているケース
SNS運用型 企画、撮影、編集、投稿 再生数、フォロワー数 認知を広げたい場合
応募獲得型 SNS運用に加え広告や採用ページ 応募数 応募後の対応は自社で回せる場合
採用成果型 SNS運用から応募者対応、面接調整まで 内定承諾数など 採用担当の工数を減らしたい場合

このほかに、自社で運用しながら専門家の助言を受ける伴走型の支援もあります。

運用型と、応募・採用を成果とする型の違い

SNS運用型は投稿の制作と運用が中心です。応募獲得型と採用成果型は、応募や採用までを成果として扱います。依頼する前に、どこまでを任せ、何を成果とするのかを確認することが大切です。

企画・撮影から面接設定まで、ネクスカが代行する業務

ネクスカは、採用アカウントの企画から応募者対応、面接の調整までを代行する、完全成果報酬型のSNS採用代行サービスです。対応媒体はInstagram、TikTok、LINEです。

段階 ネクスカが代行する業務
設計 採用戦略とアカウントの設計
制作 企画・構成、撮影、編集
運用 投稿、広告運用、分析・改善
導線 採用LPの制作、LINE構築
応募対応 応募者対応、面接調整

応募から定着まで、段階ごとに指標を置く

投稿の反応だけで終わらせず、採用のすべての段階に指標を置いて改善します。

段階 指標
認知 リーチ
関心 プロフィールへの遷移
応募 LINE登録
選考 面接設定
採用 内定承諾
定着 継続率

お申込みから初回投稿までは最短2か月

  1. お申込み
  2. キックオフ(約1週間後)
  3. 設計・準備(約4週間)
  4. 撮影
  5. 初回投稿

これまでの運用実績

累計運用実績 100アカウント / 内定承諾 600名(2026年4月時点)

自社運用なら月80時間、ネクスカなら月4時間

ネクスカの試算では、SNS採用を自社で運用すると月80時間ほどかかります。ネクスカに任せた場合、貴社の作業は月4時間です。社内の工数を95%削減できる試算です。

作業 自社で運用する場合 ネクスカに任せる場合
台本作成 自社 ネクスカ
撮影 自社 ネクスカのディレクター
編集・修正 自社 ネクスカ
面接設定 自社 ネクスカ
投稿内容の確認 自社 貴社

撮影はネクスカのディレクターが担当

貴社には社員の方の出演や現場での撮影にご協力いただきます。出演が難しい場合は、ネクスカで撮影モデルを手配することもできます。

採用アカウントのリスク管理|炎上・誤投稿への備え

採用アカウントは会社の顔として多くの人に見られます。企業のSNSを見て応募をやめようと感じる要素として、コンプライアンス意識が低いと感じる投稿を挙げた人は46.9%にのぼります。

出典:株式会社ワークポート|転職活動における「SNS・口コミの影響」に関するアンケート調査|2026/06/04

採用アカウントで起きやすいリスク

  • 社員の顔や名前、私生活が意図せず公開される
  • 社外秘の書類や顧客情報が映り込む
  • 誤解や不快感を招く表現を使う
  • 投稿と求人条件が食い違う
  • コメントやメッセージへの対応が遅れる

ネクスカの備え

  • 投稿前にネクスカと貴社で確認する
  • 撮影時と編集時に映り込みを確認する
  • 出演社員から公開範囲の同意を得る
  • 公開後のコメントを確認する
  • 投稿削除や説明の手順を決める

内製と外注を判断する3つの基準

SNS採用は、自社で運用することも、代行に任せることもできます。どちらが合うかは、次の3つの基準で判断できます。

基準 内製が向いている 外注が向いている
1. 社内に担当者とSNSの経験があるか 専任がおり企画・制作も対応できる SNSや採用広報のノウハウがない
2. 月80時間ほどの工数を確保できるか 専任担当者を置ける 担当者が他業務と兼務している
3. いつまでに成果が必要か 社内に仕組みを育てたい 運用体制と応募導線を早く整えたい

内製と外注、それぞれのメリットと注意点

内製  外部への支払いを抑えやすく、ノウハウが社内にたまり、現場目線の投稿ができます。一方で体制づくりに時間がかかります。

外注  専門の知見を生かした投稿と導線の設計ができ、立ち上がりが早くなります。一方でノウハウが社内にたまりにくい面があります。

成果報酬はどの時点で発生するのか

成果報酬型のSNS採用代行では、何を成果とするかによって費用が発生するタイミングが変わります。

成果地点 費用が発生するタイミング 特徴
応募者獲得 応募があった時点 採用に至らない応募にも費用がかかる
内定承諾 内定を承諾した時点 内定承諾人数に応じて費用がかかる
入社 入社した時点 内定後の辞退には費用がかからない

ネクスカの完全成果報酬プランは、内定承諾を基本の成果地点としています。採用計画に応じて、応募者獲得や入社などを成果地点とする契約も可能です。

SNS採用代行についてよくある質問

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採用計画や社内の体制をうかがったうえで、向いていない場合もその理由を含めて率直にお伝えします。